2010年8月6日金曜日

命に値段はつけられるのかーハーバード白熱教室 再放送決定

NHKハーバード白熱教室

http://www.nhk.or.jp/harvard/

 

「ハーバード白熱教室」集中放送決定!
BShi 午前0時15分から3時13分
8月11日(水)(10日深夜) 第1、2、3回
・8月12日(木)(11日深夜) 第4、5、6回
・8月13日(金)(12日深夜) 第7、8、9回
・8月14日(土)(13日深夜) 第10、11、12回

BShi 午前10時から11時58分
8月16日(月) 第1、2回
・8月17日(火) 第3、4回
・8月18日(水) 第5、6回
・8月19日(木) 第7、8回
・8月20日(金) 第9、10回
・8月21日(土) 第11、12回

 

第2回 「命に値段をつけられるのか」

Lecture3 ある企業のあやまち
ベンサム功利主義の中心となる考え方である「効用の最大化」、つまり最大の喜びをもたらすものこそ最善である、という論理をさらに具体的に考える。「すべての便益の合計から、代償を差し引いたとき、幸福が苦痛を上回るだろうか」というこの論理は、「費用便益分析」という名で、昔から企業や政府でよく使われてきた。サンデル教授は、事例をいくつか挙げる。政府がたばこの消費税率を上げようとした時、あるたばこ会社は費用便益分析を行い、「政府は、国民の喫煙によって得をする」という結論を出した。1970年代には、アメリカの自動車メーカーが、人の命に値段をつけて、リコール問題における費用便益分析を行った。多数派が残酷で、卑劣であっても、私たちは常に多数派の幸福をより重視すべきなのだろうか?すべての価値をお金のような共通の基準を用いて足し合わせ、比較することは可能なのだろうか?


Posted via email from 卒煙目指して!

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