女性の喫煙は消化器系の難病リスク高める 米研究
現喫煙でクローン病リスク2倍
http://kenko100.jp/news/2012/10/12/02
『喫煙はさまざまな健康被害をもたらすことが指摘されているが、女性の喫煙は消化器系の難病、クローン病や潰瘍性大腸炎のリスクを高めると、米ハーバード大学医学部のLeslie M. Higuchi氏らが、米医学誌「American Journal of Gastroenterology」(2012; 107: 1399-1406)に発表した。現在喫煙している女性ではクローン病リスクが2倍になったという。』
現在までの研究結果とほぼ同じ結果が出ています。
すなわち、クローン病のリスクは喫煙で約2倍に増える事が証明されており、今回の研究も同様の結果でした。
一方、潰瘍性大腸炎は、喫煙者の方が非喫煙者よりも発症率が少ない、数少ない疾患です。今回もそのことが証明されました。
しかし、いくら喫煙者が潰瘍性大腸炎の発症が少ないといっても、喫煙する事はお勧めできません。なぜなら、
1. 喫煙は循環器病、呼吸器病、がんを起こし、潰瘍性大腸炎のリスクよりはるかに問題になります。
2. たとえ潰瘍性大腸炎になったとしても、生命への脅威として警戒すべきは潰瘍性大腸炎そのものよりも、全身のがん、心臓病などタバコ 病です。潰瘍性大腸炎で命を落とすより、がん、心臓病で命を落とす患者さんの方が多いのです。
極端に言うとこういうことです。国立公衆衛生院の蓑輪先生らは総説の中で、こう述べています。『どんな死に方をしてもよいが、潰瘍性大腸炎だけにはかかりたくない、という人は喫煙を選択してもよいかもしれない』
3. 現在、 潰瘍性大腸炎の治療には、喫煙よりも有効・安全で確立した治療法がある。
くれぐれも、潰瘍性大腸炎にならないために喫煙をしたり、潰瘍性大腸炎のなったから喫煙をする事がないようにお願いいたします。(禁煙センセイ)
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